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妻からの「RE:育休最終日に思う育休を絶対にとった方が良い3つの理由」

育休から明けて1日。
1ヶ月以上ぶりの職場は、何とも恥ずかしいというか、フワフワした気持ちになってしまいました。

たった1ヶ月ですら、
「何か変わったことはあるかな」
「あれは今どんな感じで進んでるんだろう」
「すぐについていけるだろうか(置いていかれないだろうか)」
なんて思っていました。

ということは、
一年の育休から明けて帰ってくるワーキングマザーたちは
ほんとに色々必死だし、いくら優秀な人でも不安が大きいんだろうなと思います。

これを少しでも体感できたのは経験としてとても良かったです。

家に帰ると、なんと妻が
「私視点での育休を振り返って書いてみた」
と言って送ってきてくれたのが、こちら。
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(原文ままです)
***
実は私は夫の育休取得を周りには殆ど話していない。
それは"いいパパだね""優しいね"と言われるのがあまりにも現実と掛け離れ過ぎていて嫌だったから。
育休取得前までも育児に関してブログを書いたりしていたけれど、実際は私からすれば「いいとこどり育児」。
・お風呂は一緒に入るだけ
・お出掛けの時は自分の準備だけして待っている
・気が向いた時に用意されたごはんを食べさせるだけ
・絵本も文字の少ないものしか読まない
・何をしても怒らない「ママがダメって言ってるよ!」
そんな夫の育休取得を受け入れるところから一ヶ月強が終了するまでを振り返ってみる。


【起】 育休=育児"休暇"?
そもそも夫が育休を取ると言いだした時、私は反対だった。
家事育児は1人で問題なく回せていたし、なんなら1人の方がうまく回るからだ。
育休取得の目的を聞いてみると、これまで時間がなくてできなかったことがしたいと言う。
どうやら育児休業を"休暇"と履き違えているようだった。
しかし逆に私はそれならばと「休暇期間」として受け入れると決めた。
これからまだ何十年と働いていく中で、これだけまとまった休みをとるチャンスはそうないので、まぁ好きに過ごせばいいと思ったのです。


【承】イクメンアピールに苛立ち
育休が始まっても本人の目的通り、自由に出掛け半分は家にいなかった。
1人出掛けて行き、ごはんを食べに帰ってきて、家ではひたすらブログを書いている。
そのブログを夫が早々に寝た後1人読む...
休暇と思えば受け入れられたのに、偉そうに育児ブログを書いていることに苛立ちが抑えられなかった。


【転】夫への課題
育休が半分も過ぎ、育児ブログへの苛立ちがピークに差し掛かったところで夫へ課題を課すことにしてみた。

『1日の家事育児を通してメインでやってみる』

..とは言っても、家事育児をこなしてほしいわけではなく、音をあげてほしかったのが正直なところ。
予め組み立てた通りにはいかないもどかしさ、達成感や満足感の得られにくさを体感して理解してほしかった。
どちらかというと完璧主義な私にとって夫に任せることは逆にしんどいことだったけれど、我慢してでもやってもらってよかったなと思う。
苦労を理解してくれたり、頑張りを認めてくれたり、これから少し負担してくれたり....
夫婦によって結果は違うと思うけど、前向きな変化はきっと起こるはず。


【結】対話からの変化
夫への課題に対して2人で振り返りをすることで、家事育児に関してだけでなく家族の在り方まで話し合う機会となった。
ここから夫の育休の過ごし方が大きく変わった様に思う。
変わらず外へ出て行ってはいたけれど、ベースにはしっかりと家族があったし、話をしたからこそ然るべきタイミングで助けてくれることが格段に増えた。

私たちは対話をするまでに、殆どの育休期間を費やしてしまったが、最後の一週間はとても頼もしかったです。
男性育休取得率がまだまだ低い中、
決断をして育休をとってくれてありがとう。
そしてちゃんと向き合ってくれてありがとう。
***


自分で書くとカッコつけて省いていた部分も
ちゃんと克明に描かれています。笑

文量的に後半の「ちょっと良い感じになったエピソード」が少ないのは当たり前で、
5週間ほどの育休のうち、最後の1週間くらいがようやく人並みの育休生活になったからなんですよね。

「合格点が見えるかなー?くらいで終わったね」と笑いながら話してくれる妻を見て、
やっぱり本番はこれからだなと思わされました。

書いてくれてありがとう。