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立ち上がろうとする娘を見て思う二つのこと

育休31日目。
いよいよ育休もあと1週間を残すのみ。

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ここ数日で娘は掴まらずに立ち上がれるようになっていて、
数秒ですがそのまま立っていられるようになりました。
毎日毎日失敗しながらも徐々にできるようになっていくその姿は、
「立つ」という目で見てわかりやすい完成形があるために
めちゃくちゃ応援のしがいがあるし、見ているこちらの刺激にもなります。

自転車に補助輪なしで乗れるようになった時、
逆上がりができるようになった時、
届かなかった場所までボールが投げられるようになった時。

こういった、自分の体がイメージするように動かせるようになった時の感動、
達成感はほんとに大きくて、今でもその感覚を覚えているものも多いです。


そんな娘のトライする姿を見ていて、思ったことが2つあって、
一つは、自分の目標について。最近しばらく"その感覚"を味わっていないなということ。
もう一つは、身近なモデルである重要さ。


自分は明確な目標をイメージを持っているか
娘がなぜ一人で立ち上がろうとトライするのかといえば、
僕ら親の行動を見て、他の子供の行動を見て、
「私もやってみたい」と思っているのでしょう。

目標をとなるモデルをおいて
「その人がやっていることを私もやれるようになりたい」と思うこと。

人が成長するのに必要なのはそういう具体的な自分のイメージだと言われます。
これは自己啓発系のセミナーとかに行くと間違いなく言われるやつです。
みんな言うんだから、よっぽど大事なんでしょう。

最近の自分は明確な目標イメージを持ってトライしているのか、

娘の成長に負けないように自分も成長し続けたいと思えている
親はどのくらいいるのか、

人のための前に、自分が成長し続けたい人でありたいです。


最も身近なモデルである重要さ
小さい頃は、ほとんどの子供にとって親がこのモデルになります。
ということは、精神・行動範囲の面で独り立ちするまでは、
親がどれだけ魅力的なモデルでいられるかがその子の人生を決めます。

言われなくても当たり前のことですが、
改めて意識してみるとそう思うだけで
子育てってかなりチャレンジングな経験だなと捉えなおせます。



元K1の王者、魔裟斗さんが数年前に年末の舞台にもう一度上がるまでの取材番組を観ました。

僕はそこで彼が言っていたことをずっと覚えています。

− なぜもう一度リングに上がろうと思ったんですか?(そこまでには、とんでもないトレーニングをまたしなくてはいけないのに)
「子供も妻も挑戦をしているんですよ。妻も出産というとんでもない挑戦をしたし、子供も公園デビューして他の子に話しかけるという大きな挑戦をしているのを見ていて、俺は最近何を挑戦したんだろうと思ったんです。もう一度、子供が記憶に残せる年齢の今、自分も挑戦したいという気持ちになったんです。」

僕はK1全盛期に青春時代を過ごしたので、
元々魔裟斗さんは大好きだったんですが、
やっぱりこの人かっこいいなと思ってしまいました。


「お父さん、お母さんみたいに生きたい」と
心が育ってきても憧れられる人でいたい。


娘の立ち上がる姿を見て何を思うかは人それぞれですが、
僕は「大人はこんなに楽しいのかと思ってもらえるような生き方をしたい」と
改めて思うここ数日でした。