【自分の意見を言える人になる】こどもが転んだら何と声をかけますか?
自分のこどもが転んだら、何と声をかけますか?
今日はそんな問いから人材育成まで話を運んでいきたいと思います。
これは昨日、奥さんから教えてもらったことで、とても大事な話だと思ったので忘れないうちに書いておきたい。
さて、冒頭の問い。
「大丈夫、大丈夫(+頭ポンポン)!」
ってやるシーン思い浮かびませんか?
これ結構やっちゃうと思います。
僕も意識しなければやりそう。
で、これがあんまりよくないっていうのが今日の話の趣旨です。
上の声をかけた親にはひとつ大きな欠けている視点があります。
それは“こどもの気持ち”。
大丈夫かどうかは親が決めるのではなく、
当人であるとこどもが決めること。
大人は経験則から大丈夫だと知っているからついそう声をかけてしまいがちですが、
こどもにとってみれば痛いしびっくりしてるし、
全然大丈夫じゃねーんだよ!!
と思っているはず。だから泣いてるわけです。
この時のこどもが求めているのは、大丈夫かどうかの客観的な診断ではなく、「痛いよね、びっくりしたよね」という“受け止め”です。
痛いよね、びっくりしたよねー。
でも、大丈夫。
ほら、痛いの痛いの飛んでけー!
この方が良い。
最初の一行があるかないかで受け取り方は全く変わってきます。
大丈夫じゃないのに、こういう風に大丈夫を“押し付けられた”こどもは、
自分の感情を抑圧して周囲に同調させながら成長していきます。
いや、何を大袈裟なと思うかもしれませんが、一事が万事、親のこういう対応は日常のいたるところで癖になって出てきます。
結果、大きくなったその子は常に周囲に正解を求め、自分を表現できない人にどんどんなっていきます。
いわゆる“空気読めるヤツ”。
空気を読んで生きていくのは非常に簡単で、常に多い方に流されていけば良い。
正解は他人が作ってくれるからいつも空気だけを読んでいれば良い。
自分の意見が言えないレベルを通り越して、もはや自分の頭で考えていない。
そういう大人が、この国にはとても多い。
何年か前の僕自身がまさにそうで、これは大人になってから治すのはなかなか難儀です。
相当なストレッチをして、成功体験を積まないと治らない。
自分の子には自分みたいに育ってほしくないから、声のかけ方ひとつにも魂を込めていきたいです。
こどもが小さいうちなら間に合います。
まずは認めて、受け止めてあげましょう。
大人になって、そういう育ち方をしてしまった人でも大丈夫。
簡単ではないけど、訓練すれば自分を出せるようになります。
僕の尊敬する人から頂いた言葉。
自分が親や先輩にしてもらって嬉しかったことは全部やれ。
それから、自分が親や先輩にしてほしかったけどしてもらえなかったことも全部やれ。
そうやって自分よりもすげえヤツを育てて、優しくて強いチームを作っていくんだ。
こういう人材育成を、ずっとやっていきたい。
ビジネスとしてお金をもらえなくても、その意気込みと本気の成長を見せてくれる人にはとことん付き合う、そんな人でいたいです。
ちょいアツい感じが出てしまった。。
でもこれが、僕の素です。笑
おやすみなさい。