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オススメ本 no.001『やりたいことがある人は未来食堂に来てください』

<こんな人にオススメ>
・何か自分でやってみたい!と漠然と思っている人
・やりたことは何となくわかっているんだけどなかなか始められない人
・やりたいことをやり始めてはいるんだけどなんかモヤモヤしている人

 

ライフネットの出口さんが絶賛されています。
シンプル、明快で誰でも参考になる「ビジネス書」です。

そもそも”小林せかい”さんという人自体の魅力が半端ないのが

読んでいるだけで伝わってきます。

 

普段はほとんどの本を流し読みしているという方も、
この本はぜひ、せかいさんの人間性や思想に触れるために
じっくり目に読んでほしいと思います。
大丈夫です、ゆっくり読んでも1〜2日で読める分量なので。

 

それでもやっぱり読むかどうか本屋さんで迷った時には、
最後の対話形式のライフネット出口さんの推薦コメントだけを
読んでみてください。
きっと読みたくなると思います。

 

ただ、この本をお勧めしたいのはタイトルにもある
「やりたいことがある人」だけです。
それは起業でなくとも、社内での新規事業立ち上げでも
地域のボランティアでも、部活をたちあげようと思っているでも、
何でも良いです。
とにかく主体的に何かを始めようとしている
もしくは始めたけれども上手くいかないと思っている人。
そうでない人には、実用性の低いTV番組を見ている感じに近いと思います。
(だとしても十分読み応えのある内容なんですが。笑)


僕がこの本で印象に残ったことは3つ。

 

◼︎何よりもとにかくビジョンが大切
未来食堂のビジョンは「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所」。
本文中に何度もせかいさんの意志決定のエピソードが出てきますが、
全てこのビジョンに立ち返り意志決定がなされています。
未来食堂には常識とは異なるルールがたくさんありますが
その全てが合理的に説明されています。
ビジョンを立てることの大切さは昔から言われていますが
この本を読んでいるとその意味がわかります。
ビジョンがあるということは、
「最も大事なことは何か」がいつもわかっているということ。
揺るぎない見据えているビジョンがあるからこそ、
既存の慣習に囚われることなく、フラットに合理的な意志決定ができています。
やはりこれがある人は脇道にそれないですよね。
改めて勉強になりました。

 

◼︎とにかく凄い”ストリップ感”
自分で新しいことを始めると、
その後は意志決定の連続が待っています。
この本の素晴らしいところは、
せかいさんの”意志決定のための思考プロセスを
余すところなく語ってくれている”ところです。
自分で物事を始めようと思っている人が追体験しやすく、
かつ自らのケースに展開しやすいようになっています。
出口さんが”ストリップ”という言葉を使っていますが、
まさにその余すところない感じがとっても参考になるのです。

 

◼︎とにかく努力をしている
本文中に出て来ますが、せかいさんは努力の量が尋常じゃないです。
そしてそれを隠さずに公表することが応援者を生むとも言っています。
頭が良かったり、たくさんのフレームを持っていたり、
合理的な意志決定ができるだけではやっぱり成功しない。
圧倒的な努力があるからこそなんだという基本的なことも
漏らすことなく丁寧に書き綴ってくれているところが素晴らしく刺激的です。

 


最後の日経ウーマンオブザイヤー受賞のスピーチは魂が震わせられます。
『やりたいことがある人は未来食堂に来てください』
最近読んだ中でも、超オススメの1冊です。